【症状】
PDFデータをスプール出力すると文字化けが発生する
【確認事項】
文字化けには様々な原因が考えられます.
まずはどの作業時点のデータで文字化けが発生するか以下の手順で症状をご確認下さい.
- アプリケーションで面付けを行っている場合,面付け前のPDFデータ(入稿元のデータ等)をSDP-RIPに送る
文字化け→原因1 原因2 原因4 - 加工(ノンブル追加,テキスト編集などを行った場合)したデータをSDP-RIPに送る
文字化け→原因1 原因3
正常出力→次項の確認を行って下さい - 面付け後のデータを再度SDP-RIPに送る
文字化け→原因3 原因4
正常出力→原因4
Adobe Acrobatでフォントの埋め込みの有無をご確認下さい
正常出力→次項の確認を行って下さい
【原因】
- データに使用されているフォントが埋め込まれていない
SDP-RIPに高解像度フォントが搭載されていない書体に関しては,PDFデータにフォントの埋め込みをする必要があります.
Adobe Acrobat等でPDF上でノンブルを挿入やテキストの編集を行った場合,フォント情報が更新されフォントが埋め込まれない事があります.
対処1 対処2 - TrueTypeフォントを使用している
TrueTypeフォントの中には,PDFの埋め込みは許可されていても出力保証外のものがあります.詳細はご利用中のフォントメーカー様にご確認下さい.
対処1 対処3 - 面付け等の際にアプリケーションで直接開いてしまった
面付け時に埋め込み配置やコピー&ペーストで貼り込んだデータは,作業用のコンピュータに同フォントがない場合は開いた時点で文字化けが発生します.
対処1 対処4 - 出力時のコピーミスやデータ内で使用している透明効果の影響など,その他の理由
対処1 対処5
【対処】
- データ作成元のアプリケーションでフォントのアウトラインを行う
アウトラインを行うと,フォント情報がなくなりオブジェクトとなるため,文字化けを回避する事が出来ます.
テキストの修正などを行う必要がない場合は,作成元のアプリケーションにてアウトライン処理を行って下さい.
Adobe Illustratorでの操作はこちら(別ウインドウが開きます)
Adobe InDesignでの操作はこちら(別ウインドウが開きます) - フォントの埋め込みを行う
PDFデータ作成時にフォントの埋め込み項目の確認を行って下さい.
また,Adobe Acrobat Proがインストールされたコンピュータに使用フォントをお持ちの場合,プリフライト機能を使用する事でPDF上で埋め込みを行うことが可能です. - OpenTypeフォント等,他のフォントに変更する
使用するフォントの変更が可能な場合は他のフォントに変更して出力の確認を行って下さい.文字の体裁が崩れるなど,変更が困難な場合は対処1のアウトライン処理が必要となります. - 面付け時にリンク配置を行う
Adobe Illustratorでデータを配置する場合,リンクチェックボックスがあります.このチェックが外れている(埋め込み配置)場合やコピーペーストを使用した場合,直接PDFをアプリケーションで開いた場合はフォント情報が再読み込みされ,所有されていないフォントはアプリケーション上で置き換わり文字化けや体裁が崩れる要因となります.
面付け等が目的で中のデータの編集を行わない場合,リンク配置をし直して出力確認を行って下さい. - データの見直しを行う
文字の上に透明効果のオブジェクトがある場合は順番の入れ替え,特定のオブジェクト(画像や,面付けの場合は特定のページがある場合など)との組み合わせで発生する場合は別のオブジェクト(ページ)と差し替える等,根本的なデータの作成方法の見直しが必要と思われます.
◆参考資料◆
フォント未搭載のデータ出力時にSDP-RIPにて処理を中断する設定方法