本書では,SDP-RIP のモノクロチャンネルに出力する際の,データ作成上のポイントについて記しています.
●ポイント
- カラー画像は,Illustrator やレイアウトソフトに配置する前にグレースケール画像に変換してください.
- ドローオブジェクトの線や塗りの色指定はブラック(K)で行ってください.
- Illustrator やレイアウトソフトからPDF を書き出す際には,不要な色変換をしないようご注意ください.
●詳 細
1.カラー画像
RGB カラーやCMYK カラーの画像を,SDP-RIP のモノクロチャンネルに出力すると,ブラック以外の色成分が加味されて予期しない結果となることがあります.例えば,C60 / M60 / Y60 / K50 領域は,RIP 展開後100%(ベタ)となります.モノクロの刷版を出力される際には,画像はデータ作成時点でグレースケールに変換してください.
なお,Photoshopにてカラー画像をグレースケール変換されますと,シャドー部の濃度が高くなる傾向があります(初期設定作業スペース=Dot Gain 15%).シャドー部のディティールを重要視される場合,変換後に濃度を調整してください.
2.線や塗り
画像同様,線や塗りの色指定をCMY 色で行なわれますと,モノクロチャンネル出力後,予期しない結果となることがあります.特に理由がない場合,線や塗りの色指定はブラック(K)で行ってください.
Illustrator画面 SDP-RIP ローム画面
3.PDF 書き出し時の色変換
PDF ワークフロー(PDFを生成してRIPへ出力されるワークフロー)の場合,前述1・2項に基づいてデータをお作りいただいても,PDF書き出し設定によっては書類のカラーが変更されてしまうことがあります.PDF 書き出し時に書類のカラーを変更しないようご注意下さい.
下図はIllustratorCS5 のPDF 保存オプション画面です.カラー変換欄では「変換しない」もしくは「出力先の設定に変換(カラー値を保持)」を選択してください.
以上